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2008.02.02 Saturday

『水滸伝 第十六巻 馳驟の章』北方謙三(著)

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    水滸伝 16 (16) (集英社文庫 き 3-59) (集英社文庫 き 3-59)
    水滸伝 16 (16) (集英社文庫 き 3-59) (集英社文庫 き 3-59)
    著者:北方 謙三
    出版社:集英社 (2008/1/18)
    ISBN:9784087462517

    >>>内容紹介
    「人には、志というものがあると知ったのだ。それは、躰を流れる血ではなく、心を流れる血だとな」
    史文恭(しぶんきょう)、闇から再来し、夢を奪う。

    梁山泊は戦によって、潰滅寸前にまで追い込まれていた。回復の時を稼ぐため、侯健(こうけん)戴宗(たいそう)が偽の講和案を持って高俅(こうきゅう)に近づく。また、晁蓋(ちょうがい)を殺した史文恭が再び動き出した。名を変え、商人になりすまし、次なる標的のそばで暗殺の機を待ち続けている。それに対し、公孫勝(こうそんしょう)袁明(えんめい)の首を狙っていた。堅牢な守りをかいくぐり、いま、致死軍が青蓮寺を急襲する。
    ・・・・・・・・
    北方水滸、暗闘の十六巻。
    <<<

    梁山泊と青蓮寺の関係は、幕末における倒幕の志士たちと新撰組に似ているように思う(新撰組は魅力的であるが、青蓮寺には嫌悪感、というのは言うまでもないけれど)。もちろん、その行く末は異なるのであるが。
    終盤を迎えたこの物語も、本巻では謀略や謀殺といった影の部分が舞台となっており、華々しい戦闘の中で見事に散って逝く好漢達の雄姿への期待からか、やや不完全燃焼気味。
    とはいえ、後半の行き詰るような緊張感は心地よく、また北方謙三には珍しく(少なくとも自分の中では、だが)コミカルなシーンもあり、新たな敵の出現と合わせて、十分に読み応えはあった。

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